水平線上に白く3つ見えるのが操業中のマグロ漁船です。
その奥の山は北海道対岸まで最短直線18キロしか離れていないので
釣れたら速効で港へ戻って水揚げができるのが最大の特徴。
釣れたら速効で港へ戻って水揚げができるのが最大の特徴。
港へ水揚げされた時点で身自体はまだ活きている状態です。
【 大間のマグロは数年前までは寿司屋で厄介者的な扱いだった 】
元々この漁場(津軽海峡)を通過する本マグロは他の漁場のものと比べて決定的に味の違いがある。
と云うことはマグロ業界や一部の寿司職人の間では昔から伝説のごとく伝わって居りました。
それは「強烈に味が濃い・身の色あいも濃い」ということです。
「今までにない、群を抜く豊潤なうまみがあるため「本マグロ」と説明しても信じてもらえない。」
「身の色合いがくすんでいる(黒ずんでいるため)見た目も重要な寿司ネタには不向きである」
「大間から生冷蔵で寿司店へ並ぶため(冷凍マグロと違う)生マグロ特有の食感・舌触りがある」
※ご家庭で蛍光灯の下では色温度の関係で更に色が黒くくすんで見えます。
※もう一つ。大間マグロはいつ入荷するか判らない。漁期も限定され安定供給ができない。
寿司店ではお客様へいつも同じ味と品質を提供 しつづけています。
マグロは寿司屋の看板メニューです。頻繁に味が替えればお客様の信用を失ってしまします。
ここに含まれる生マグロ特有の旨みを指して「生臭い」と表現される方もいらっしゃいます。
お口の中でのまったり感と噛むごとににじみ出てくる酸味をそう表現されるのだと思います。
大間マグロはなぜ味が複雑で旨いのか? を考察してみますと
太平洋の大海原を回遊中に色々なものを食べますが、そこでこの辺りはサカナの種類が豊富
(つまりマグロにとってもグルメな場所)だから。ということが地元で語られています。
日本海、オホーツク海、太平洋が交差する海域ですからね。